ドイツの復活祭、「ヨハネ受難曲」を聴いてきました。他

日本での一時帰国コンサートを終えてドイツに戻ってから、2ヶ月が経ちました。
あんなに寒かった日々もすでに忘れるほど暖かく、外はグレーの色から木々の緑や花々の多彩な色が広まっています。

 

4月は、Hamm(ハム)という町に、J.S.バッハの「ヨハネ受難曲」を聴きに行ってきました。
最早、伝統行事のようになった復活祭の時期の受難曲のコンサートは、日本にいる時から聴きたいと思っていた受難曲を身近にある教会で聴くことができ、さらに当時用いられていた楽器、いわゆる古楽器というもので演奏され、現代の楽器とは違った響きや楽器の構成に耳も目も奪われました。

 


(写真は、Hammでのコンサートの帰り。持っているのはキタローネという楽器で、知り合いの演奏家の方のものです。)


5月から6月にかけては、ギターのイベントが多くありました。
特にこの1ヶ月間は僕の住む州で、「ハインスベルグ国際ギターコンクール」、そのすぐあとに「コブレンツ国際ギターコンクール」が開催され、ドイツだけでなくヨーロッパ中、世界中から多くのギタリストが集まりました。

 

僕は、両方のコンクールのファイナル(最終ラウンド)を聴きに行きました。
みなさん、個性と素晴らしいテクニックで自分の音楽を奏でていて、僕も自身の音楽を見つめ直す良い機会となりました。

 

今は、以前住んでいたケルンからは引っ越してデュッセルドルフという町に住んでいて、最近では町や郊外を散歩するのが習慣になっています。5月に散歩したホッホダールという町の菜の花畑はとても綺麗でした。

 

 

山本大河